ゴルファー必見！ヒップスラストよりも“ランドマイン・シングルレッグ・デッドリフト”をおすすめする理由とは？

2025年5月19日 2025年5月19日

sanpo

ゴルフスイングのパフォーマンス向上には、「お尻の使い方」が非常に重要です。
多くの方がヒップスラストで大臀筋を鍛えていますが、実はゴルフの動作特性によりマッチするトレーニングとして、私は「ランドマイン・シングルレッグ・デッドリフト（LSLD）」を強くおすすめしています。

なぜなら、この種目はただ筋肉を鍛えるだけでなく、ゴルフスイングに必要な身体操作・感覚・安定性を高める要素が豊富に詰まっているからです。

ゴルフスイングでは、トップからインパクトにかけて左右の脚に重心が移動しつつ、一瞬の片脚支持になる瞬間があるのをご存じでしょうか？
特にインパクト時の左脚（右打ちの場合）は、骨盤の安定・パワーの受け止め役・ブレーキ役として重要な働きをします。

LSLDは、片脚での支持と股関節のヒンジ動作を同時に鍛えることができるため、このスイング中の荷重移動・地面反力の受け止め・バランス制御といった要素に直結します。

スイングの回旋運動では、骨盤が“水平に”回転することが大前提です。
このとき、中臀筋や股関節外旋筋群がしっかり働かないと、骨盤が左右に傾いたり、回旋軸がブレたりするため、スイングの精度が落ちてしまいます。

LSLDは、軸脚側の中臀筋・股関節外旋筋を強く動員するため、スイング中に「軸がブレない骨盤回旋」を支える力が養われます。
これは特に、下半身主導のスイングが苦手な方や、体幹が安定しないゴルファーにとって重要なポイントです。

ゴルファーに多い慢性腰痛や違和感の原因の一つが、「回旋と伸展の合併ストレス＋剪断力（シアーフォース）」です。
ヒップスラストは大臀筋の刺激は強いものの、高重量で腰椎が反りやすく、剪断力がかかるリスクがあるため、フォーム管理が難しい種目でもあります。

その点、LSLDは体幹をニュートラルに保ちながら、股関節主導で動作する設計になっており、腰椎への剪断ストレスを最小限に抑えることが可能です。
さらに、ランドマインの斜め軌道は自然な動きを誘導するため、過度な体幹回旋も抑制され、腰にやさしいのも大きな利点です。

ゴルフスイングにおいて、腕やクラブを“回す”とき、体幹部はそれに“耐える”力が必要です。
つまり「体を無理にねじる」のではなく、「回されすぎないためのコントロール力」がスイングの再現性に関わってきます。

LSLDは、片側荷重で行うため、体幹に“回される力”が加わり、それに耐える“抗回旋力”を自然と鍛えることができる種目です。
この効果はまさに、スイング中の「軸の安定」「体幹での“受け”」に直結します。

ヒップスラストは大臀筋を効率よく鍛える手段のひとつですが、ゴルフスイングに特化したトレーニングを考えるなら、より機能的で安定性を高められるLSLDが非常に有効です。

こうした悩みを持つゴルファーにとって、LSLDは強力な武器となるはずです。
ぜひ一度、トレーニングに取り入れてみてください！

👉実践！LSLDをマスターする！

Follow me!